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ニュータイプの時代を思索し、
課題提起を起点に私たちらしい新たな価値を創造する

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 私たちが暮らす現代社会は、経済的な豊かさを追い求めるマネー資本主義に翻弄され、自分自身のペースで自分らしく生きていくことが難しくなっている気がしてなりません。多くの人が、他人と自分を比べることで感性的な不安や不信を抱え、そのこと自体が様々な社会課題の根源となってしまっているのではないでしょうか。苦手なことは他人に理解や支援を求め、得意かもしれないと思うことを色々やってみて、やっていくうちに特異な分野を作っていく。そんな在り方があっても良いと思います。

 一方、世界から見た私たち日本は、どの国よりも先に急速な人口減少・超高齢化時代へと突入しました。人口が増加し続け、作れば売れるという右肩上がりの成長神話が終わり、パラダイムがシフトしたものの、長年に渡り経済が停滞しています。一向に復活の兆しも見えないことから資本主義経済の成熟国家とも言われています。しかしながら、日本国民一人一人の生活を未来につなげるためには日本の潜在能力を発揮してもう一度、日本経済を成長させなければ現状を維持することすらできないのもまた事実です。そしてこのこと自体を認識している日本人があまりに少なく、楽観的すぎるのではないかと心配になります。私たちは、これまでの人口増加のパラダイムの下で成り立っていた価値観や常識、人口ボーナスに支えられた日本型資本主義という過去の栄光や妄想から脱却し、今こそ他者・他国からの異なる意見や価値観に積極的に学ぶ必要があると思います。

「これまでの思考の枠組みを変える時である」

 私たちは、22世紀に向けて未曾有の人口減少社会に突入する課題先進国日本においても国家が存続し、国民が心豊かに生活を営むことが出来る、持続可能な豊かさに満ちた社会の未来を創造する一助となり、その未来を子供達につなげたいと考えます。
 昨今、政府にしか解決できない課題は年々減っており、民間や個人が関わり、解決すべき課題が増えています。また、民間、公共、社会市民組織の境界は、年々曖昧になっています。さらに、技術革新により世界のネットワーク化が急速に進むボーダレスな現代社会においては、私たち一人ひとりが地球人というアイデンティティのもと、さまざまな知見を集結させて行くことが必要だと考えています。
 加えて、一つの国や政府という単位だけでは解決が難しく、解決のための具体的なイメージがまったく持てない複雑な課題も数多く存在します。持続可能な豊かさに満ちた社会の未来を創造していくためには、今ある課題を解決することだけに注目するのではなく、必要な問いを立て、その問いに向き合い、新しい未来への道筋を示すというアプローチも必要であると考えます。

「未来はこうもありえるのではないか?」

  多職能人材が集うデザインファームを志向するCAPG,inc.は、主に日本の生産性、地域経済、東京一極集中の3つに着目し、日本各地に拠点を開発して異なる経験、専門技能、世界観、意見を持つ多様な価値観が混在するコミュニティを創ります。そして世の中の価値や信念、態度を疑って、「未来はこうもありえるのではないか?」という必要な問いを立て、その問いに向き合い、新しい未来への道筋を示すプロジェクトに挑戦していきます。そうすることで私たちの活動を通じて持続可能な豊かさに満ちた社会の未来を子供たちにつなげることに寄与したいと考えます。